人生に疲れたとき 「あん」
新しい本を読めていないので、前回読んだものをご紹介。
「あん」
この方を知ったきっかけは、日曜日の朝に放送されている「はやく起きた朝は」で磯野貴理子さんが紹介されていた「プチ革命 言葉の森を育てよう」という本だった。
そんなこともいつしか忘れ、図書館をふらふら歩いて本を何気なく見ていたら、ドリアン助川なる文字にくぎ付け。
どこかで見た名前…。
思い出せない。年のせい。
お笑い芸人さん??(ドリアン助川さん申し訳ございません)そんなことを頭の中でぐるぐる考えながら、これまた「あん」という題名に惹かれ、借りてみることに。
読みだすと止まらない止まらない。
らい病という病気を詳しく知らなかった己を恥じ、読み進める。
この本もまた涙が人知れず流れる。
人間の残酷さ、希望。
こんなふうに言葉で表現できる作者、尊敬する。ドリアン助川さん。
たぶん、これから先、人生に疲れた時、悩んだときに読み返したくなると思い、図書館に返却した後、書店に向かった。